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稲葉ほたての仕事メモ

ウェブの編集者/ライターやってます。仕事のメモを置いておく予定でした。

2015/3/16週に出た記事

自作ゲームフェス5に向けて、クリエイターインタビューの連載が再開。初回は、自作ゲームフェス4大賞受賞者のtachiさんに取材した。

インタビューで2時間半話して、さらに食事でまた話し続けたというw 話した内容は、フリーゲームのことから最近のネットの創作事情全般、他にももっとくだらないことまで本当に色々。自分も刺激になったけど、それ以上に単になんだか良い思い出である。

自分が24歳の頃もニートみたいなもんだったけど、そのときに取り憑かれたようにやってたことが、現在に繋がっている。自分も、もっともっと頑張らなきゃなあと思った夜だった。

 

この記事、あまり話題にならなかったけど、プラットフォームの進化モデルの話として、とても良くまとまった事例になっている。単なるデータベースの整理から、ユーザーの欲望を汲み取るレコメンデーションに移行して、ついには日本の不動産文化そのものの変革に向かっていく――そのHOME'Sの流れを井上社長には実例豊富に話していただけた。

個人的に面白かったのは、不動産には口コミは向かないという話。食べログが成立するのも、つまりはサラリーマンがしょっちゅう外食する機会があるからに他ならない。それに対して、転居なんて1人の人間の人生に5,6回あるかないかで、そうなると"素人の目利き"というのは少し難しくなる。CGMの前提条件には、実はこういう頻度の問題が隠れている。

逆に言えば、CGM的な方向でのネット利用の破壊的イノベーションが機能しづらい分野がどういう類のものかが、こういう話からは見えてくる。あとは、リクルートWeb2.0でそれほど痛手を負ってない理由とかも。

 

今回は、1対1の通信環境を扱った電話論から、いわゆる"N対N"のネットワーク通信の環境に議論を拡張させてみた。補助線として、レイモンドの『ノウアスフィアの開墾』の話題から始めて、贈与論の周辺の議論を使っている。

それにしてもこの連載、いまや自分のインタビューモノではない唯一の書き原稿仕事となっている。取材系の仕事が楽しくて仕方ないとはいえ、少し書き物は増やさないとなあ……。